日本の木仕事　再生を･･･　樹木とこころ

かつて日本人は森や樹木に対しもっと崇高で謙虚な姿勢で向き合っていました。

敢えてそうしていたのでなくて　おのずと　そうなっていました。

いつの頃からか、木や森は利用する単なる「物」になってしまいました。

木は「物」ではありません。物であったとしても心が宿っていることを

忘れてはなりません。現代人、感覚が麻痺し、心が見えなくなっていませんか?

乱暴な伐採やゴミ扱いには心が痛みます。

生命の営み、絡みつながる命の環境、私たちはその環境に守られて

今を生かされています。

物質的に豊かで便利になって心に余裕ができたならば、

人は命の営みに対してもっと深い心で優しくなれるはず。

プロ 木仕事職人はその「手本」を示せなくては価値はない。

日本人の潜在的な心を再生し、世界のアーボリカルチャーの技と知見を

融合させれば、もう一度　木とともにある暮らしの日本人の感覚を

再生できます。

木に我が身をあずけ、樹上で木の細胞たちの営みと対話を重ねていると

その精から教わること、見えてくるものがたくさんあります。

今と未来を感じる仕事です。

あんじぃー